体験を通して学び成長して行きます。
特に、乳幼児期の子どもは
すべてのことが新しい体験ばかりで、
その体験が多いこと、つまり
生活が豊かであることが
子どもの心身の健やかな成長にとって
望ましいと言えるでしょう。
その意味で一日のかなりの時間を過ごす
園生活を豊かなものとすることは、
園の責務であると考えております。
人の成長する過程で乳幼児期は人格形成の
基礎が作られる大切な時期で
この時期でないと育たないものがあります。
そのことを常に念頭に置きながら、
心身の健やかな成長と
生涯にわたる生きる力の基礎を
育んでいきたいと願っています。
心を育む 仏教保育
命を大切にする『生命尊重』
目に見えない、説明しにくい、でも最も伝えたいことが命の大切さです。私たちが仏様の御心に沿って子ども達へたくさんの語り掛けを行うことや、子ども達が自ら他の生き物との関わりの体験を通すことで、自分の命や周りの命を持った存在に気付かされます。その体験から得られる「気づき」こそが、生命尊重への第一歩と考えています。みんな一緒に生きていることを知って欲しいと願っています。
体を育む 体育遊び
心と体の理想的な成長バランスは「日常の遊び」の中にこそ潜んでいます。友達と遊びに熱中し、手に頑張り豆を作って遊ぶ逞しいこども。転んでも手がつけて、すぐに立ち上がれる子ども。自分でやりたいことを見つけられる子ども。友達と精一杯汗を流し楽しみを共感できる子ども。健全な体は健全な心を育みます。
楽しいからこそ熱中し、自ら育つ
何度も何度も挑戦して達成したとき。達成した後、繰り返してその満足感を味わっているとき。夢中にる手のひらには「がんばりまめ」が生まれます。子ども達が本当に夢中になっているかどうかは、手のひらを見れば分かります。子ども達は、嫌なことやつまらないことには決して繰り返して遊びません。「がんばりまめ」が育ったとき、心と体は逞しく成長しています。
思考力を育む 漢字教育
美しい言葉は美しい心を育てます。言葉を一番吸収する大切な時期にこそ、漢字かな交じりの日本語表記の言葉にふれさせ、たくさんの言葉が身近にある環境の中で育った子ども達は語彙を増やし、文字への関心が高くなります。たくさんの文字、言葉を蓄えた子どもは豊かな思考力を育みます。
しつけの三原則「あいさつ・返事・履き物を揃える」
幼児期に培っておきたいもの。それは、調和のとれた人格の土台となる優しい心、自立心、そして日本人としての心です。自立心は躾で養われます。「立腰(りつよう)」をはじめとする躾教育によって、子ども達は心と体を整える力を身につけます。「三つ子の魂百まで」と言われるように、幼児期からの正しい積み重ねを続けることで、子どもの品格は自ずと育まれていきます。
日本の伝統の中で幸せに生きる
日本には変化に富んだ美しい四季があります。そんな四季である春夏秋冬には、それぞれの過ごし方、ご先祖様の知恵が伝統として今に伝えられています。
しかし、生活スタイルの多様化、物があふれる現代に季節感が失われつつあります。八千把こども園では、季節の遊びや行事、食文化、音楽、地域の伝統行事に触れることで大切な季節感を身につけ、豊かな心と体の育成を目指します。
親から子、子から孫へ・・・次の世代に大切な心をしっかりと伝えられることを願っています。