復旧したはずの井戸に、再び異変。

令和8年度

【令和8年 熊本地震 復興への歩み】復旧したはずの井戸に、再び異変。

以前の投稿で、幼児部・保育部・子育て支援棟の井戸について洗浄作業を行い、きれいな水が出るようになったことをご報告しました。

あの時は、長く続いていた「水」の問題にも、ようやく大きな一歩を踏み出せたように感じていました。

しかし、その後――
保育部の井戸で、再び異変が起こりました。

砂の吸い上げ、水量の低下、そして水圧の低下。

原因を一つずつ探るため、給水管の交換、メーター機器の交換、井戸ポンプの点検、一部部品の交換など、できることを順番に進めてきました。

それでも、状況は改善しませんでした。

そして本日、再び井戸の洗浄作業を実施。

作業を進めると、井戸からは大量の砂や粘土が吸い上げられました。

さらに洗浄を続ける中で、井戸内部に大量の砂が入り込んでいることが分かり、最終的には作業を中断せざるを得ない状況となりました。

一度はきれいな水が出て、「復旧できた」と思っていた井戸。

しかし、地震によって井戸の内部は、私たちが想像していた以上に大きな影響を受けていたようです。

今後は、状況によっては井戸そのものを掘り直すことも検討しなければなりません。

幼児部棟や学童等の井戸については現在も水は出ていますが、安心して使用できることを確認するため水質検査を行い、結果を待っています。

そして現在、園では、園児の手洗いなどに使用する水は、給水車からいただいた水をポリタンクに確保して使用しています。

トイレについても、バケツに汲んだ水を使って一つひとつ流すなど、職員みんなで工夫しながら保育を続けています。

蛇口をひねれば、当たり前のように水が出る。

地震前には意識することのなかったその「当たり前」が、今はどれほどありがたいことだったのかを感じています。

前回の投稿では、井戸水の復旧について大きな前進をご報告することができました。

それだけに、今回の状況は正直、とても残念です。

復興は、一直線には進みません。

一歩進んだと思えば、また立ち止まり、時には振り出しに戻ったように感じることもあります。

それでも、子どもたちが安心して過ごせる環境を取り戻すために。

「水」という生活にも保育にも欠かすことのできないものだからこそ、安心・安全を最優先に、決して無理をせず、一つひとつ確認しながら復旧を進めていきます。

完全な復旧まで、まだ時間がかかりそうです。

それでもまた、一歩ずつ。

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