【保護者の皆様の力で、復旧へまた一歩。~テント倉庫の片付けに感謝~】

令和8年度

■ 地震から約2か月半。手つかずだったテント倉庫

7月28日に発生した熊本地震から、約2か月半が経ちました。

地震直後から、私たちは何よりも子どもたちが安心して過ごせる保育環境を取り戻すことを最優先に、復旧作業を進めてきました。

少しずつ日常を取り戻してきた一方で、なかなか手をつけられずにいた場所がありました。

それが、園庭にあるテント倉庫です。

地震の激しい揺れによって、積み上げて保管していた重たい壁板が崩れ、テントの骨組みが窓ガラスを突き破るなど、倉庫内は大きな被害を受けました。

被災直後の倉庫内を見たとき、正直なところ、

「あぁ、これは大変だな……」

と思ったことを今でも覚えています。

保育を続けながら、職員が時間を見つけて少しずつ片付けるには、あまりにも大変な作業です。

どこから手をつければよいのかと頭を悩ませながら、今日まで被災当時の状態が続いていました。

■ 保護者の皆さんが力を貸してくださいました

そんなテント倉庫の片付けに、本日、保護者会の体育委員さんと本部役員の皆さんが力を貸してくださいました。

重たい壁板を一枚一枚運び出し、散乱したテントの骨組みや備品を整理。

保管していたブルーシートも一度広げて、きれいにたたみ直してくださいました。

さらに、破損したものや災害ごみを分別し、最後は倉庫内の清掃から備品の整理まで。

皆さんが声を掛け合いながら、手際よく作業を進めてくださる姿がとても印象的でした。

そして、作業が終わったテント倉庫を見てびっくり!

あれほど物が散乱していた倉庫が、見違えるほどすっきりと片付いていました。

おそらく、数十年にわたる園の歴史の中で、一番きれいなテント倉庫になったのではないでしょうか。

本当にありがたいことです。

■ 一人ではできないことも、みんなで力を合わせれば

今回の地震では、園舎や設備、備品など、さまざまな被害を受けました。

復旧に向けて一つひとつ取り組んできましたが、まだまだ課題は残っています。

そんな中、今日の作業を通して、改めて感じたことがあります。

一人ではできないことも、みんなで力を合わせれば、前に進むことができる。

自分たちだけでは、なかなか手をつけられなかった場所が、皆さんの協力によって、わずかな時間で見違えるほどきれいになりました。

震災以降、たくさんの方々に支えていただきながら、少しずつ日常を取り戻してきた八千把こども園。

今日もまた、保護者の皆さんの温かいご協力によって、復旧への大きな一歩を踏み出すことができました。

人と人とのつながり、そして助け合うことの大切さを、改めて実感しています。

■ この感謝の気持ちを子どもたちにも

来週は、子どもたちと一緒に、きれいになったテント倉庫を見に行こうと思っています。

そして、保護者の皆さんが力を合わせて、重たいものを運び、片付けてくださったことを伝えたいと思います。

私たちの園生活は、たくさんの人たちの支えによって成り立っています。

困っているときに手を差し伸べてくれる人がいること。

誰かのために力を合わせること。

そして、助けてもらったときには「ありがとう」と感謝すること。

今日の出来事が、子どもたちにとっても、そんな大切なことを感じる機会になればと思います。

■ 10月31日の運動会に向けて

今月31日には、運動会を開催します。

地震の影響が残る中での準備となりますが、今日の皆さんのご協力のおかげで、運動会に向けた準備も安心して進めることができそうです。

子どもたちが元気いっぱいに体を動かし、笑顔で運動会を迎えられること。

その当たり前のような日常が、今は何よりもありがたく感じられます。

震災からの復旧は、まだ道半ばです。

それでも、こうして支えてくださる皆さんとともに、一歩ずつ前に進んでいきたいと思います。

本日、貴重なお休みの時間を使って片付けにご協力いただきました保護者会体育委員の皆様、本部役員の皆様、本当にありがとうございました。

皆様の温かいお気持ちとお力添えに、心より感謝申し上げます。

八千把こども園
園長 鶴丸 裕之